千本釈迦堂(大報恩寺) 夫婦円満
1221年に義空上人によって創建されたお寺。応仁の乱によってほとんどの堂宇が焼失してしまいましたが、本堂と釈迦像だけは奇跡的に残りました。
この本堂には「おかめ伝説」と呼ばれる逸話があることで有名です。大工の棟梁・高次は、その腕を見込まれ大報恩寺の本堂の工事を任されました。しかし誤って名材四本のうちの一本を短く切ってしまうという失態を犯してしまいました。窮地に追い込まれた夫に妻のおかめは、「残りの三本も短く切り、頂上部にます組をつけて高さを補えば」と助言。おかげで無事に本堂を完成することができました。しかし棟梁が女房の知恵で救われたことが世間に知られれば棟梁の恥と、おかめは上棟式の前夜に自害してしまったのだそうです。悲しんだ高次は、本堂の前に「おかめ塚」を建て、冥福を祈りました。
本堂建設にまつわる悲しいお話ですが、高次とおかめの夫婦愛から、おかめに祈れば夫婦円満のご利益が授かると信仰を集めています。
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- 住所:
- 京都市上京区七本松通今出川上ル
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- TEL:
- 075-461-5973
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- 時間:
- 9:00~17:00
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- 料金:
- 600円
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- HP:
- 千本釈迦堂(大報恩寺)
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- アクセス:
- 市バス「上七軒」徒歩約3分