「二拝二拍手一拝」について
神前に参拝される際、神社本庁では「二拝二拍手一拝」を推奨しています。これは明治期に成立した神社祭式によって定められたものです。とはいれ、この時に新しく作られた作法というのではなく、古くから一般的に行われていたものであるといわれています。
その一方で、独自の拝礼をする神社もあります。例えば、伊勢神宮の神職が正式に行う拝礼は、「八度拝八開手(はちどはいやひらで)」。大変特殊な拝礼です。また出雲大社や宇佐八幡宮での正式な拝礼は「二拝四拍手一拝」。拍手は2回ではなく4回行います。さらに出雲大社では、出雲大社教大祭、東京分祠の大祭などの重要な祭典では、「八開手(手を八回打つ)」をされるそうです。明治以前の伝統的な祭式では、社格の高さや祭事の重要度によって増える傾向にあるのではないかといわれています。
一般的には「二拝二拍手一拝」ですが、神社によって独自の作法がある場合はその作法に従ってご参拝ください。
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