相生社（下鴨神社）

　下鴨神社の末社で、古来より縁結びの霊験あらかたな社と信仰を集める相生社。その社のそばには、２本の木が途中から１本に結ばれた「連理の賢木」と呼ばれるご神木があります。縁結び社のご神徳のあらわれとされ、縁結び・夫婦和合の象徴として信仰されています。このご神木「連理の賢木」、現在のご神木は４代目に当たるのですが、なぜか代を次いで糺の森のどこかに生まれるとのことで、昔から「京の七不思議」の一つに数えられています。
　そんなご霊験あらたかな相生社では、「縁結びの絵馬」も用意されています。ただこちらの絵馬は、単に願い事を書いて奉納するだけではありません。特別な作業があるので紹介したいと思います。

＝相生社の縁結び絵馬の奉納方法＝

1. 相生社の隣にある授与所で初穂料を払い、絵馬を購入します。
2. 絵馬に願い事を書きます（絵馬には書いた願い事が見られないように、付属で目隠しシールが付いています）。
3. 絵馬についている紅白の紐を願いを込めながらしっかり結びます。
4. 絵馬を持って相生社の正面に進み、女性は相生社に向かって右回り、男性は左周りに社の周りを２周します。
   この時、心の中で願い事をしっかり祈願しながら歩きましょう。
5. ３周目の途中に、絵馬掛けに絵馬を奉納します。
6. 相生社の社の正面に戻ってきたら、二礼二拍手一礼の作法でご参拝します。
7. 最後に、「連理の賢木」の正面から御生曳（みあれびき）の綱を２回引きます。