招き猫縁起物

招き猫

　縁起物の代表格といえば招き猫。愛嬌のある表情と愛らしいしぐさで、福を招く縁起物として圧倒的な人気を誇ります。
　招き猫のルーツは諸説ありますが、代表的なものとしては豪徳寺説。江戸時代、彦根藩主井伊直孝が鷹狩りからの帰途、豪徳寺の門前で猫が手招きをするので行ってみたところ、そのおかげで雷雨から逃れることができたそうです。これが縁となり、豪徳寺は井伊家の菩提寺となりました。
　この猫が手招きして助けたという逸話が伝わる中で、招き猫の誕生へとつながったのではないかと考えられています。それゆえ豪徳寺が招き猫の発祥地ともいわれています。

招き猫のご利益

　招き猫の挙げる手や色によって、それぞれ意味があるといわれています。


・	招き猫の手
	右手あげ・・・金運・財運を招く　左手あげ・・・お客様・ご縁など、人を招くまた耳を越すくらい手を挙げている招き猫は”手長”と呼ばれていますが、より大きな福を招くと言われています。招き猫の中には両方の手を挙げたものもありますが、「お手上げ」にも通じることから避けられる方も多いそうです。金運・財運も、人も、両方のご利益が得たい方は、右手をあげた招き猫と左手をあげた招き猫の2体の招き猫を揃える方が良いといわれています。

・	招き猫の色
	招き猫の色は、一般的には三毛で、オールマイティな開運招福のご利益を授けてくれるといわれていますが、祈願内容によって様々な色を持つ招き猫もあります。　白色（三毛）・・・全般的な開運招福　金色猫・・・金運　赤色猫・・・病魔除け、子どもを病から守る　黒猫・・・魔除け、病魔除け　桃色猫・・・恋愛運UP、良縁、子宝　青色猫・・・学業　黄色猫・・・金運、良縁を招くともいわれています。また小判や千両箱など財運を示す小道具を持った招き猫は、より招福効果が高いともいわれています。