天性寺(蛸地蔵) |
建武年間(1334〜84年)、大地震が起こり大きな津波が襲いましたが、岸和田の城下町には大きな被害はありませんでした。不思議に思い海岸に出てみると、蛸がいっぱいはりついた地蔵菩薩像を発見。人々はこのお地蔵さまが被害を食い止めてくださったのだろうと城内に手厚くおまつりしました。しかし時は乱世。尊像に危害が及ぶことを恐れ、城の堀に沈め隠しました。 そして時は流れ、天正年間(1573〜92年)、紀州根来衆に攻め込まれ。岸和田が危機に陥った時、何処からともなく一人の白法師が現れ、無数のタコを操って敵の軍勢を退散させ岸和田を救いました。 その白法師こそ、かつて津波から岸和田を守り、城の堀に沈められている地蔵菩薩の化身でした。地蔵菩薩からの霊夢をうけた城主は、すぐさま家臣に命じて堀の中を探し、見つかった地蔵菩薩を祀ったのが天性寺のはじまりです。以来、”蛸地蔵”の名で信仰を集めています。 |
天性寺では、”蛸地蔵”の命に従い、津波や敵から守ったタコを大切にされています。 蛸の姿が腸に似ているためか、いつのころからか脱腸に霊験あらたかといわれるようになり、特に蛸を断って祈願するとご利益があるとされています。 脱腸をはじめ、諸病平癒の祈願に訪れる参詣者が絶えないお寺です。 |
● 寺社名 |
天性寺(蛸地蔵) |
● ご利益 |
脱腸治癒・病気平癒 |
● 住所 |
大阪府岸和田市南町43-12 |
● アクセス |
南海本線「蛸地蔵駅」徒歩約10分 |
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