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石切劔箭神社 |
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神武天皇の御世からこの地に鎮座するという石切劔箭神社。神社名は、どんな強固な岩でも切れ、刺し貫くことのできる、剣と箭(矢)をご神体としていることにちなみます。 古くから腫物を治す霊験があるといわれ、「でんぼの神様」と呼ばれ信仰を集めています。 |
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祭神である饒速日命(にぎはやひのみこと)と可美真手命(うましまでのみこと)は親子で、天照大御神から授かった十種の神宝で病人を救い、人々を導いた神様です。この加持祈祷を「伝法」といい、その読みが同じ音である「デンボ」に通じることから「でんぼの神様」と呼ばれるようになったのだそうです。 ”でんぼ”とは、関西弁で腫れ物のこと。 昔は衛生状態の悪さから皮膚に腫れ物ができることが多く、それがもとで亡くなってしまうことも多かったことから、”でんぼ”の予防や治癒を祈願していました。近年では、体内にできる腫物ということから、”がん封じ”のご利益で信仰を集めています。 |
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石切劔箭神社には、夏季大祭の大幣の紙垂とそこにくくりつけられた布袋の中に入っている御米と紙片で作られた「など守り」と呼ばれるお守りがあります。 紙袋の中から御守を取り出し、”石切大神”と何回も唱えながら御守でお体の悪いところを撫で、中の御米は毎朝一粒ずつその日初めてお飲みになるお水でいただきます。一週間経ちましたらご都合の良い日に、ご参拝の上、納札所へ納めていただくという「など守り」。病気平癒のお守りとして大変人気のお守りです。 |