脳の働きに直結する大切な食事について紹介します。

受験生の食事

 食事を抜いた時、頭が働かずボーっとしたり、イライラしたりした経験をもっておられる人は多いと思います。
 脳のエネルギー源となる唯一の栄養は、ブドウ糖です。ブドウ糖は、ごはんやパンなどの炭水化物が消化されることでできるのですが、食事をしないとエネルギーが補給できず、脳が働かなくなってしまいます。

 朝食を抜かれる方も多いですが、睡眠中も脳のエネルギーは使われています。エネルギー不足なると脳が働けないので、何となくだるい、イライラ、集中力低下、注意力散漫になってしまうのです。1日を元気に始めるスイッチが働かず、これでは仕事も勉強もはかどりません。

 脳が体重に占める割合は2%ほどですが、エネルギー消費量となると18%。しっかりと栄養を脳に届けるためにも、キチンと食事を摂ることが何より大切です。
 また勉強に関して言うと、パン食よりもごはん食中心の食事をおすすめします。ごはんには、脳の神経細胞の働きを高め、集中力や記憶力を向上させてくれる「レシチン」という成分が多く含まれています。また噛む回数が増えることで脳が刺激され、活性化。さらにごはん食の方が腹持ちがいいので、集中力が維持しやすいという利点もあります。