集中力や記憶力を高める休養と睡眠のとり方について紹介します。

受験生の睡眠

 勉強で大切な集中力や記憶力を高めるためには、しっかりとした休養と睡眠をとることが大切です。思うように勉強がはかどらない、遅れを取り戻そうとして睡眠時間を削ってがんばる人も多いですが、これはかえって逆効果。眠い状態や疲れがたまった状態では頭の回転が鈍く、元気・やる気も出ません。ただダラダラ時間だけが過ぎるだけになってしまいます。必要な睡眠時間をしっかりとり、心と体に休養を与えてあげてください。
 また日中、眠かったり、疲れたりしたときは、15分から30分の仮眠をとることをおすすめします。15分から30分の睡眠で疲れた脳が回復し、集中力が高まります。ただし、睡眠時間は15分から30分ぐらいの短い睡眠時間にしましょう。1時間を越えて寝てしまうと、脳が本格的に睡眠モードになってしまうので、目が覚めても寝起き時と同じくボーっとしてしまい、集中力が高まりません。

朝型派・夜型派

 集中して勉強する時間帯は人それぞれ。朝型派、夜型派があると思いますが、試験日が近づいてくると、夜型派の人は、朝型のリズムに変えましょう。
 人間の脳は、個人差はありますが、起床約3時間後から本格的に活動するといわれています。試験時間は、多くの場合午前の早い時間から始まります。夜型の脳のリズムでは、まだ脳が起きている状態ではないので、頭の回転が鈍く、調子が出ないまま試験を受けることになってしまいます。実は、そのような受験生が結構多いのだそうです。せっかくがんばってきたのに本番で力が発揮できないというのは、これほどもったいないことはありません。

 受験の1ヶ月前には、朝型の生活リズムに切り替えておけば安心です。はじめはすごく眠くて、頭がボーっとしてしまうかもしれませんが、生活リズムに慣れてくれば大丈夫です。
 試験当日、脳がしっかり活動するリズムを整え、努力の成果を発揮してください。